こんにちは、かしゅーです。
今回ご紹介するのは、2018年にテレビ朝日系で放送され大きな話題を呼んだドラマ『おっさんずラブ』です。実は2016年に単発ドラマとして放送された前身版もあるのですが、世の中に一大ブームを巻き起こしたのは2018年の連続ドラマ版でした。この記事では、その2018年度版について取り上げていきます。
時間が経つのは早いもので、放送からすでに7年以上が経っています。当時の盛り上がりを思い返しつつ、改めてドラマの魅力を掘り下げていきたいと思います。
出演者と制作背景
主演を務めるのは田中圭さん(所属:トライストーン・エンタテイメント)。この事務所は小栗旬さんが社長を務めている会社で、綾野剛さん、木村文乃さん、原菜乃華さんといった人気俳優も所属しています。幅広いジャンルで活躍する実力派俳優を揃えた事務所で、改めて調べてみると「なるほど」と思わされました。
春田創一(はるた そういち)の恋の相手となる牧凌太を演じるのは林遣都さん(所属:スターダストプロモーション)。林さんは2025年7月期の月9ドラマ『明日はもっと、いい日になる』にも出演予定で、いまなお活躍の幅を広げています。続けて吉田鋼太郎さん(所属:ホリプロ・ブッキング・エージェンシー)が春田の上司・黒澤武蔵を演じ、三角関係を彩ります。
この3人を中心に物語が展開していくのですが、単なるラブコメではなく、人間関係の揺れ動きやコミカルな表現、時に切ない瞬間が絶妙に織り込まれており、放送当時「新しい恋愛ドラマの形」として注目されました。
ストーリー(ネタバレあり)
第1話の流れ
田中圭さん演じる春田創一は、天空不動産東京第二営業所で働く営業マン。営業所は関東エリアでトップの成績を誇りますが、春田自身の成績は今ひとつ。さらに合コンに行っても全くモテないという冴えない日々を送っています。そんな合コンの場で、のちに運命の相手となる牧凌太(林遣都)と出会います。
一方、春田の上司である黒澤武蔵(吉田鋼太郎)は「できる上司」として慕われていますが、春田に対してどこか意味深な態度を見せる場面も。序盤からキャラクターの個性が際立ち、視聴者を一気に惹き込む構成です。
ある日、春田は痴漢に間違われてしまいます。そこで助けてくれたのが黒澤。しかし偶然黒澤のスマホ画面に春田の写真が設定されていることに気づき、春田は動揺します。さらに会社のPCに大量の自分の写真が保存されていることも発覚。黒澤の強烈な「春田愛」が明らかになっていくのです。
同じ頃、牧が営業所に異動してきます。春田は先輩として牧を優しく指導し、牧は春田の人懐っこさを尊敬するようになります。春田は母親に家を追い出され、一人暮らしの準備をしている最中に牧と再会し、ルームシェアを提案。家事が得意な牧との共同生活が始まります。
そんな中、黒澤がついに春田に告白。妻と別れてでも一緒になりたいと伝えるシーンは大きな見どころです。さらに、春田が怪我をしたと勘違いした黒澤や牧が心配のあまり涙を流す場面など、コミカルながらも胸に迫る瞬間が描かれます。
そして、物語のクライマックスでは牧が春田に思わずキスをしてしまうシーンが描かれます。ここから春田を巡る三角関係が本格的に動き出し、視聴者の期待を大いに煽る展開となりました。
感想と見どころ
『おっさんずラブ』の魅力は、単に「男性同士の恋愛」を描いた作品ではないところにあります。笑いと切なさ、日常の中に潜む人間関係の温かさや苦さを、誰もが楽しめる形で描いているのです。
1. 田中圭さんのコミカルさ
春田のキャラクターは「いじられキャラ」でありながら憎めない存在。クネクネとした動きや、動揺した時の表情が非常にコミカルで、視聴者を自然と笑顔にさせてくれます。真剣な場面でも笑いを誘うバランス感覚は田中圭さんならではだと思います。
2. 吉田鋼太郎さんの怪演
黒澤武蔵は「できる上司」から一転、春田に対してはまるでストーカーのような執着を見せます。PCに大量の写真を保存していたり、スマホの待ち受けを春田にしていたりと、その行動はコミカルでありながら、どこか切なさを感じさせます。吉田鋼太郎さんの演技力が光る役どころです。
3. 林遣都さんの繊細な演技
牧凌太は誠実で真面目なキャラクター。春田を尊敬する気持ちから、やがて恋心へと発展していく過程が丁寧に描かれています。シャワーシーンでの突然のキスは、視聴者に衝撃を与えつつも「そうせざるを得なかった牧の感情」が伝わってきて、非常に印象的でした。
4. サブキャラクターの存在感
居酒屋店主として出演する児嶋一哉さん(アンジャッシュ)など、脇を固めるキャストも魅力的。主役級のドラマを盛り立てるサブキャラの掛け合いも、作品全体のテンポを良くしています。
個人的な思い出
私自身、過去に短期間だけルームシェアをした経験があります。相手に気を遣いすぎてしまったり、生活習慣の違いに悩んだりして4ヶ月で終わってしまいました。だからこそ、このドラマで描かれる春田と牧の共同生活の様子は「もしうまくいけば、こんなに楽しい日常になるのか」と羨ましく感じました。
また、スキマスイッチの主題歌『Revival』が物語をさらに盛り上げています。MVには田中圭さん自身も出演しており、ドラマとリンクした映像は必見です。
まとめ
『おっさんずラブ』は、単なる恋愛ドラマにとどまらず、笑いと感動を同時に味わえる傑作です。特に「恋愛に悩むすべての人」に刺さるセリフやシーンが多く、性別や年齢に関係なく楽しめる作品になっています。放送から年月が経った今見返しても、新しい発見や感動があるはずです。
もしまだ視聴していない方は、この機会にぜひチェックしてみてください。動画配信サービスでも視聴可能ですので、休日に一気見するのもおすすめです。
以上、『おっさんずラブ(2018年版)』の紹介でした。視聴すればきっと「次の話が気になる!」と思えるはずです。笑いあり、涙ありのドラマを、ぜひご自身の目で体験してみてください。
『Revival』を聞きたい人はAmazon Music Unlimitedからどうぞ!
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