こんにちは、かしゅーです。
今日は「楽天モバイルを契約したけれど、まさかの1日で解約した」という体験談を書いてみます。格安SIMや通信環境の選び方で悩んでいる方、また病気を抱えて日常生活を工夫しながら過ごしている方にとって、参考になれば嬉しいです。
私自身、双極性障害を抱えながら生活しています。心の波に左右される毎日で、うつ状態の時は外に出るのもやっと。そんなときに、スマホがライフラインの役割を果たしてくれます。買い物や決済はもちろん、体調管理アプリや診察予約、または気持ちが落ち込んだときに友人やSNSで繋がれるのもスマホのおかげです。だからこそ「通信環境が安定しているかどうか」は、私にとっては命綱に近い大切な要素なんです。
楽天モバイルを契約した理由
きっかけはシンプルでした。
「20,000ポイントがもらえる」というキャンペーンに惹かれて、楽天モバイルを契約しました。楽天経済圏を活用している方ならわかると思いますが、楽天ポイントは日常の買い物から公共料金まで幅広く使える便利なポイントです。私も例外なく、その魅力にホイホイと釣られてしまいました。
実際、申し込みはとても簡単。ネットで手続きをして、SIMを挿すだけで使えるようになります。ここまではスムーズで、「いい買い物をした」とワクワクしていました。
しかし衝撃の現実…「会社ではずっと圏外」
ところが契約して1日目、会社に行ってスマホを使ってみたら……画面には「圏外」の文字がずっと表示されていました。まるでスマホがただの板になってしまったような感覚。
特に困ったのは昼休み。会社のコンビニで楽天Payを使おうとしたのですが、電波が入らない。キャッシュレス決済が普及している今、財布を持ち歩かずスマホ一つで済ませることが多い私にとって、これは致命的でした。
正直、「楽天の自社サービスなのに、どうして楽天Payすらまともに使えないの?」という気持ちになりました。会社の建物内や周辺が楽天回線の弱いエリアだったのかもしれませんが、生活の中で一番使う場所でつながらないのは意味がありません。
泣く泣く、私は契約したその日に楽天モバイルを解約することを決意しました。
次に選んだのはpovo(pavoじゃなくpovoです)
解約後、すぐに次の選択肢を探しました。通信は毎日の生活に直結するので、「明日からどうしよう」という不安を残したくなかったからです。
私が選んだのは povo(ポヴォ) です。auのオンライン専用ブランドで、柔軟な料金体系が特徴です。楽天モバイルのような「完全無制限」ではありませんが、トッピングという独自の仕組みで自分に合ったデータ量を追加できます。
povoのメリット
- au回線を利用しているので安定性が高い
楽天の弱点は「つながらない場所が多い」ことでしたが、povoは全国で利用者の多いau回線を使えるので安心感があります。 - 基本料金が0円からスタートできる
月額料金は基本無料で、必要なときにトッピング(データ追加や使い放題プラン)を購入する形。外にあまり出ない時期はデータを買わずに節約できます。 - 使いたい時だけデータを増やせる
たとえば「週末に動画を見たい」「旅行中だけデータを多めに使いたい」といった場面で柔軟に対応可能。体調に波がある私にとって「使う時と使わない時で差がある」生活に合っていると感じました。 - 対応端末が豊富
私が使っている OPPO Reno x10 にも対応しているので、機種変更の必要がなかったのも大きなポイントです。
povoのデメリット
もちろん、良いことばかりではありません。
- データを買わないと常に128kbpsの低速通信
LINE程度なら何とか使えますが、動画や地図アプリは厳しい速度です。 - サポートはオンラインのみ
店舗での手厚いサポートが欲しい人には向きません。 - トッピング購入を忘れると急に不便になる
体調が悪い時など、うっかりすると「データがない!」という状況になりかねません。
ただ、これらのデメリットも「自分のライフスタイルに合わせれば問題ない」と感じています。
通信環境は病気との付き合い方にも直結する
私にとって、通信環境は単なる利便性の問題ではありません。双極性障害を抱えていると、調子が悪い時に外出できないことがよくあります。そんなときに、安定した回線があることで「買い物をスマホで済ませる」「診察をオンラインで受ける」「気持ちをSNSやブログに書いて発散する」といった選択肢が取れるのです。
逆に、電波が入らないことで余計にストレスを感じたり、孤立感が強くなることもあります。だからこそ、「自分の生活に合った回線を選ぶ」というのは健康を守る上でも大切だと痛感しました。
まとめ:回線選びは「生活をどう守るか」に直結する
今回、楽天モバイルを1日で解約するという珍しい体験をしました。ポイントに惹かれて契約したものの、実際には自分の生活圏でつながらなければ意味がありません。
一方で、povoは「体調やライフスタイルに合わせて柔軟に使える」という点で、私には合っていると感じました。まだ使い始めたばかりですが、通信速度も悪くなく、しばらくは安心して使えそうです。
格安SIMやキャリアを選ぶ際、料金やキャンペーンだけでなく、「自分の生活のどこで使うのか」 を考えることが本当に大切だと思います。特に病気を抱えている人にとっては、通信環境は心の安定や安心感にもつながる要素です。
まだまだ私の「回線修行」は続きますが、この経験が誰かの参考になれば嬉しいです。
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