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アニメ『推しの子』第1話紹介&感想レビュー【90分拡大版】

アニメ
引用:【推しの子】製作委員会

こんにちは、かしゅーです。
今回紹介するのは、2023年4月にTOKYO MXで放送されたテレビアニメ『推しの子』です。私はアニメ版シーズン1・2に加えて、ドラマ版、映画実写版まで鑑賞しているほどの「推しの子」ファンです(原作漫画はまだ少ししか読めていません)。

この記事では、特に印象的な第1話(90分拡大版)について、ストーリーと感想を分けて紹介していきます。『推しの子』は放送当時から話題となり、放送前に劇場上映されたことでも注目を集めました。通常のアニメ1話は30分程度ですが、本作は90分の映画級スケールで展開。第1話から一気に心をつかまれる作品でした。


作品情報とキャスト

登場人物と声優陣を簡単に整理しておきます。

  • アイ(CV:高橋李依)
  • アクア(CV:大塚剛央/幼少期:内山夕実)
  • ルビー(CV:伊駒ゆりえ)
  • 有馬かな(CV:潘めぐみ)
  • ゴロー(CV:伊東健人)

特に潘めぐみさんは『HUNTER×HUNTER』の主人公・ゴン=フリークス役でデビューされた方。デビュー時から新人とは思えない存在感を放っていました。


ストーリー紹介(第1話)

推しのアイと産婦人科医ゴロー

物語は、地方の産婦人科医・ゴローがライブ会場にいる場面から始まります。彼の「推し」はB小町のセンター・アイ。ところが突然、アイの活動休止が発表され、ゴローは大きなショックを受けます。

そんな折、ゴローの前に患者として現れたのは、まさかのアイ本人。彼女は双子を妊娠しており、極秘出産を希望していました。ゴローは彼女の医師として全力で支えることを決意します。

回想:ゴローとさりな

物語はゴローの過去にも触れます。彼がアイドルを好きになったきっかけは、入院中の少女・さりな。彼女は「退形成性星細胞腫」という病気で闘病中でしたが、アイドルを心の支えにしていました。ゴローも彼女を通じてアイドルの魅力に目覚めます。しかし、さりなは12歳で亡くなってしまう――。その経験がゴローをアイドルファンにさせ、後の運命を大きく変えることになります。

運命の夜

やがて出産の日が近づきます。ゴローは病院に現れた不審な男を目撃。彼はアイのストーカーでした。男を追いかけたゴローは、突き落とされて命を落としてしまいます。

しかし――目を覚ますと、ゴローは赤ん坊の姿に。アイの子どもとして転生していたのです。名は「アクアマリン」、そして双子の妹「ルビー」もいました。驚くべきことに、二人は前世の記憶を持ち、幼いながらに会話することができました。

芸能界の裏側

物語は成長した双子とアイの活動を描きます。アイはドラマ出演のチャンスを得るものの、その圧倒的な存在感ゆえに出演シーンがカットされる事態に。芸能界の理不尽さ、バーター出演など、裏側が赤裸々に描かれます。

その中でアクアは子役・有馬かなと出会います。彼女は「十秒で泣ける天才子役」と呼ばれる存在でしたが、アクアの聡明さに圧倒され、演技で泣き出してしまう場面も。

悲劇と真実への決意

B小町はついに東京ドーム公演を決定。しかしその日、アイはストーカーに襲われ、子どもたちに「愛している」と告げて息を引き取ります。生まれて初めて、そして最後に、誰かを愛していると言えた瞬間でした。

ストーカーはその後自殺。しかし、アクアは「病院や住所の情報を誰が漏らしたのか」という疑念を抱きます。そしてたどり着いた結論は――自分たちの父親こそが黒幕ではないかというもの。アクアは父親を探し、真実を追う決意を固めます。

こうして壮大な物語が幕を開けるのです。


感想・考察

圧倒的な第1話のスケール

まず驚かされるのは、第1話が90分の拡大版で制作されたこと。通常アニメでは30分、長くても60分が多い中、映画並みのボリュームでスタートしたのは異例です。映像のクオリティ、音楽、テンポの良さ、どれを取っても力の入り方が違いました。

ゴローとさりなのエピソード

個人的に心を打たれたのは、ゴローがさりなを通じてアイドルに魅了される過去。私自身も若い頃からハロプロやジャニーズに夢中だったので、画面越しに応援する気持ちにはとても共感できます。ライブやグッズ、CDに雑誌……「推しを応援する」というのは人生の一部になるんですよね。

アイドルの“光と影”

「推しが結婚・妊娠したらファンはどう思うか?」というテーマにも触れられており、リアルなファン心理を描いているのが印象的です。アイドルは夢を与える存在ですが、人間としての幸せを願う気持ちと、ファンとしての独占欲との狭間に揺れる……。このバランス感覚が作品全体に緊張感を与えています。

芸能界の裏側がリアル

ドラマ撮影やバーター出演の描写も面白かったです。業界をかじったことのある人なら「あるある」と思えるポイントが散りばめられており、エンタメの華やかさの裏にある残酷さが見事に表現されていました。

悲劇からサスペンスへ

アイの死のシーンは衝撃的で、初見時は胸が苦しくなるほどでした。しかしその悲劇をきっかけに物語は「父親探し」というサスペンス要素へと発展。単なるアイドルアニメではなく、ミステリー要素を含んだ深い物語であることを示しています。

音楽の魅力

OP曲はYOASOBIの「アイドル」、ED曲は女王蜂の「メフィスト」。どちらも作品の世界観に完璧にマッチしており、特に「メフィスト」は私のお気に入りです。音楽面でも「推しの子」は必聴の作品だと思います。


まとめ

『推しの子』第1話は、ただの導入回ではなく、1本の映画を見たかのような完成度でした。アイドルの光と影、芸能界の裏側、そしてサスペンス要素。すべてが凝縮され、視聴者の心を一気につかみ取ります。

これから視聴する方にはぜひ、第1話だけでも見ていただきたいです。90分間があっという間に感じられるはず。そしてきっと続きを見たくなるでしょう。

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