【体験談】双極性障害で障害年金を受給するまでの流れと基礎知識

当ページのリンクには広告が含まれています。

こんにちは、かしゅーです。
今日は私自身の体験を交えながら「障害年金の受給」についてお話ししたいと思います。

私は現在40歳で、双極性障害を患っています。日常生活に支障があり、働くことも思うようにいかず経済面で大きな不安を抱えていました。そんな中で助けになったのが「障害年金」です。

この記事では、私が実際に障害厚生年金3級を受給するまでに学んだ基本的な知識や、金額の目安、申請のポイントをまとめていきます。これから障害年金の申請を考えている方にとって、少しでも役立つ情報になれば嬉しいです。


目次

障害年金とは?

まず「障害年金」と聞くと、複雑そうで難しいイメージを持つ方も多いと思います。
簡単にいうと、病気やけがで働くのが難しくなったときに、生活を支えるために国から受け取れる年金です。

大きく分けると以下の2種類があります。

  • 障害基礎年金
    • 国民年金に加入している人が対象
    • 障害等級1級または2級で受給できる
  • 障害厚生年金
    • 会社員や公務員など、厚生年金に加入している人が対象
    • 障害等級1級・2級・3級までが対象

    つまり、学生や自営業の方は「障害基礎年金」、会社員だった人は「障害厚生年金」も受け取れる可能性があるという仕組みです。

    私の場合は会社員として厚生年金に加入していたため、「障害厚生年金」を申請し、3級で認められました。

    国民年金の場合、障害等級2級でないと受給できないんですね。

    かしゅー

    それが会社員とそうでない人の違いによる不公平に繋がると言われています。


    障害年金で受け取れる金額

    ここからが気になるポイントですよね。
    障害年金は等級や加入していた年金の種類によって金額が大きく変わります。

    障害基礎年金(国民年金加入者)

    • 2級:年額 780,100円
    • 1級:2級の1.25倍 → 975,100円
    • 子どもがいる場合には加算あり(1人目・2人目は224,500円、3人目以降は74,800円)

    障害厚生年金(厚生年金加入者)

    こちらは会社員や公務員などが対象です。給料や加入期間によって金額が異なりますが、最低保障額が設定されています。

    • 1級:報酬比例の年金額×1.25 + 障害基礎年金1級
    • 2級:報酬比例の年金額 + 障害基礎年金2級
    • 3級:報酬比例の年金額のみ(最低保障額 585,100円)
    • さらに配偶者がいる場合は「加給年金」として224,500円が上乗せされます。

    障害手当金(一時金)

    • 場合によっては一時金として「報酬比例の年金額×2年分(最低1,170,200円)」が支給されることもあります。

    私の場合は「障害厚生年金3級」で認められたため、最低保障額の58万5100円+αが毎年支給されています。額としては大きくはありませんが、安定して受け取れるのは本当に助かります。


    なぜ障害年金の申請が大事なのか

    障害年金は「申請しなければもらえない制度」です。病気や障害があっても、ただ待っているだけでは支給されません。

    私自身、最初は「自分なんかが申請しても通らないのでは」と思っていました。しかし実際に調べてみると、精神疾患(うつ病・双極性障害・統合失調症など)でも多くの方が受給していると知り、チャレンジする決意をしました。

    特に働くのが難しい時期には、生活費や治療費の不安が心を追い詰めてしまいます。障害年金は「生活の土台」を支えてくれる仕組みです。受給できるだけで精神的にもだいぶ楽になります。

    障害者年金も障害者手帳も申請しないと意味がないですね。

    かしゅー

    これからは障害者年金以外にもメンタル疾患を抱えている人が申請できる公的制度に関して、紹介していきます。

    かしゅー

    私がメンタル疾患を抱える原因となったことについては以下をご覧ください。


    申請の流れと注意点

    障害年金を受給するにはいくつかのステップがあります。

    • 初診日の証明
    • 保険料の納付状況の確認
      • 初診日の前日に「保険料をきちんと納めていたか」が条件になります。
    • 診断書の準備
      • 指定様式の診断書を医師に書いてもらいます。
      • 精神疾患の場合は「日常生活の困難さ」を詳しく書いてもらうのがポイント。
    • 年金事務所に申請

      私もそうでしたが、正直この手続きはとても複雑です。書類の書き方ひとつで結果が変わることもあります。

      そのため、障害年金の専門家(社会保険労務士)に相談する一つの手です。もちろん費用はかかりますが、受給できる可能性がグッと高まります。私は1人で申請を済ませましたが、社労士さんのサポートを受けて、受給を目指すとスムーズに手続きを進めることができます。


      まとめ:障害年金は「生活を守る大切な制度」

      障害年金についてまとめると、

      • 障害基礎年金は1級・2級が対象
      • 障害厚生年金は1級・2級・3級が対象
      • 金額は等級や加入状況によって違うが、最低保障額もある
      • 精神疾患でも受給できる可能性が十分ある
      • 申請には「初診日の証明」「診断書」が特に大切

      私自身、双極性障害で働けなくなり、生活への不安が大きかったですが、障害年金を受給できたことで「とりあえず生活の土台はある」という安心感が生まれました。

      この記事を読んで「自分も申請できるかもしれない」と思った方は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

      障害年金は「知らなかった」「難しそう」で諦めてしまう人が多い制度です。ですが実際には、サポートを受ければ受給できる可能性は十分にあります。

      生活や治療の不安を少しでも減らすために、障害年金を前向きに検討してみてください


      専門家への相談を考えている方には、障害年金サポートを行っている社会保険労務士事務所や、無料相談窓口の活用がおすすめです。

      よかったらシェアしてね!
      • URLをコピーしました!
      • URLをコピーしました!

      コメント

      コメントする

      CAPTCHA


      目次