映画『八日目の蝉』あらすじ・キャスト・感想と配信情報まとめ【ネタバレなし】

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引用:MOVIE WALKER PRESS

こんにちは、かしゅーです。

今回は2011年公開の映画『八日目の蝉』をレビューしていきたいと思います。

「母親とは、血のつながりで決まるものなのか」

映画『八日目の蝉』は、この重く、そして誰もが一度は考えたことのある問いを、静かに、しかし確実に心へ突き刺してくる作品です。

誘拐という許されない罪から始まるにもかかわらず、観ているうちに単純な善悪では割り切れなくなる――それが『八日目の蝉』という映画の恐ろしさであり、魅力でもあります。永作博美井上真央の圧倒的な演技によって描かれるのは、「母になること」「子どもとして生きること」の痛みと救いです。

本記事では、映画『八日目の蝉』あらすじをネタバレなしでわかりやすく解説しながら、なぜこの作品が「泣ける名作」と語り継がれているのか、その理由や見どころを丁寧に紹介していきます。初めて観る人はもちろん、過去に観たことがある人でも、改めてこの映画の深さに気づける内容となるよう目指しました。

「心に残る日本映画を探している」
「ただ感動するだけでなく、観終わったあとに考えさせられる作品が観たい」
そんな人にこそ、『八日目の蝉』は強くおすすめできる一本です。

現在は動画配信サービスでも視聴可能なため、この記事を読み終えたあと、すぐに映画を楽しむこともできます。
ぜひ最後まで読んで、『八日目の蝉』という作品が、あなたにとってどんな意味を持つ映画になりそうか、確かめてみてください。

八日目の蝉
総合評価
( 5 )

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目次

キャスト紹介

秋山 恵理菜/宮田 薫:井上真央
(所属:アン・ヌフ)
※幼少期:渡邉このみ

本作の主人公・恵理菜を演じるのは、実力派俳優の井上真央さん。
大人になった恵理菜の心の空白や葛藤を、繊細な表情と抑えた演技で見事に表現しています。

井上真央さんといえば、子役時代に主演を務めた『キッズ・ウォー』シリーズを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。CBC(中部日本放送)制作のこのドラマは、当時社会現象とも言える人気を誇り、私自身も子どもの頃によく観ていた記憶があります。
主題歌であるZONEの「secret base 〜君がくれたもの〜」は、今もなお多くの人に歌い継がれている名曲です。

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子役からキャリアを積み重ねてきた井上真央さんだからこそ、本作で描かれる「傷を抱えた大人の女性像」に、圧倒的な説得力が生まれています。

「secret base 〜君がくれたもの〜」はAmazon Music Unlimitedでも視聴可能です。


野々宮 希和子/宮田 京子:永作博美
(所属:田辺エージェンシー)

薫(恵理菜)を誘拐し、育てる女性・希和子を演じるのは永作博美さん。
本作において最も評価が高いと言っても過言ではない存在です

犯罪者でありながら、どこか放っておけない――
その危うさと母性を、声を荒げることなく、静かな演技で表現する姿は圧巻です。
観る側は、彼女を否定したい気持ちと、理解してしまう気持ちの間で揺さぶられ続けることになります。


安藤千草:小池栄子
(所属:イープロダクション)

小池栄子さんは、一般的には「グラビアアイドル出身」というイメージを持たれがちですが、俳優としてのキャリアは非常に長く、確かな実力を持つ人物です。

個人的には、藤原紀香さん主演のドラマ『ナオミ』に出演されていた頃から演技をされている姿を知っており、その後も着実に俳優としての幅を広げてきた印象があります。
現在では完全に俳優業をメインとし、本作でも物語に現実感を与える重要な役割を担っています。

確かにドラマ・映画でよく見るね!

かしゅー

私はドラマ「リーガル・ハイ」も好きな作品の1つです。


秋山 恵津子:森口瑤子
(所属:松竹エンタテインメント)

恵理菜の実母を演じるのは森口瑤子さん。
感情を露わにしすぎない演技が、作品全体の空気感と見事に調和しています。

なお、森口瑤子さんの夫は、数々の名作ドラマを手がけてきた脚本家・坂元裕二さんです。
坂元裕二さんの作品の中で、個人的におすすめしたいのは

  • 『世界の中心で、愛をさけぶ』
  • 『それでも、生きてゆく』
  • 『カルテット』

など、人間の心の機微を丁寧に描いた作品ばかりです。


秋山 丈博:田中哲司

恵理菜の父親を演じる田中哲司さんは、善人から癖のある人物まで幅広く演じ分ける名脇役です。
本作でも、物語の重さを現実的なものとして支える重要な存在となっています。


主要キャストそれぞれが、単なる役柄を超えて「生身の人間」として存在しているからこそ、『八日目の蝉』はここまで深く心に残る作品になっています。

誘拐から始まる、あまりにも切ない物語

物語の始まりは衝撃的です。
不倫関係にあった男性の子どもが、正妻のもとで生まれたことを知った女性・秋山希和子(永作博美)は、その赤ん坊を衝動的に連れ去ってしまいます。

犯罪であることは、誰の目にも明らかです。
しかし、映画は彼女を単純な「悪者」としては描かれてはいません。

希和子は、奪った子どもを「薫」と名付け、逃亡生活の中で必死に育てます。貧しく、先の見えない日々。それでも、薫に向ける希和子の眼差しには、確かな愛情がありました。

一方で、4歳になった薫は警察に保護され、実の両親のもとへ戻されます。そして名前も「恵理菜」へ――。
物語はここから、大人になった恵理菜(井上真央)の視点へと移っていきます。


「幸せな家庭」で育ったはずなのに、心が満たされない理由

成長した恵理菜は、一見すると何不自由ない生活を送っています。
しかし彼女の心は、どこか空虚で、自己肯定感が極端に低い。

自分が「望まれない存在なのではないか」という感覚から、どうしても逃れられないのです。

その原因が、幼少期の記憶にあることを、恵理菜自身もはっきりとは理解できていません。
ただ、心の奥底に残る知らないはずの温もりが、彼女を苦しめ続けている。

この描写が、『八日目の蝉』という作品を単なる誘拐ドラマで終わらせない最大のポイントです。
この映画は、「育てられた子どもが、その後の人生で何を背負うのか」まで、丁寧に描いていきます。


永作博美という女優の凄み

本作を語るうえで、永作博美の存在は欠かせません。

希和子は、決して立派な人間ではありません。
自分の弱さから逃げ、不倫に溺れ、犯罪に手を染める。
それでも彼女は、を愛することだけはやめなかった。

永作博美は、その矛盾した感情を、声を荒げることも、感情的に泣き叫ぶこともなく、表情と間で表現します。
だからこそ、観ている側は彼女を断罪しきれず、苦しくなる。

「この人は間違っている。でも、気持ちはわかってしまう」
そんな感情を抱かされたら、もうこの映画から逃げることはできません。


タイトル『八日目の蝉』が意味するもの

蝉は、本来7日で命を終える存在とされています。
「八日目」とは、本来存在しない日

それはつまり、

  • この世に居場所のない者たち
  • あってはいけない関係性
  • それでも確かに存在した愛

を象徴しているのではないでしょうか。

希和子も、薫との生活も、社会的には「間違い」でした。
それでも、その時間が確かに薫の心を形作ったことは否定できません。

この映画は、「正しさ」と「救い」は必ずしも同じではない、という残酷な真実を、静かに突きつけてきます。


観終わったあと、きっと誰かと語りたくなる映画

『八日目の蝉』は、観る人の立場によって受け取り方が変わります。

  • 親の立場で観る人
  • 子どもの立場で観る人
  • 家族との関係に悩んだ経験がある人

誰にとっても、心に刺さるポイントが違う。
だからこそ、観終わったあとに「あなたはどう思った?」と語り合いたくなる映画です。

派手な展開はありません。
しかし、確実に人生のどこかに触れてくる作品です。


『八日目の蝉』は動画配信サービスで今すぐ視聴できる

この名作は、現在複数の動画配信サービス(VOD)で視聴可能です。
見放題対象やレンタル配信になっているサービスも多く、無料体験期間を利用すれば実質0円で観られる場合もあります。

  • 家でじっくり映画を味わいたい
  • 一人で静かに泣ける作品を探している
  • 心に残る日本映画が観たいリスト

そんな人には、間違いなくおすすめできる一本です。

今すぐ視聴できる配信サービスはこちら(本ページの情報は2026年1月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。)

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配信サービス配信状況トライアル期間月額
見放題月額プランが31日間無料2,189円(税込)
見放題なし1,026円(税込)
見放題なし890円~(税込)

まとめ|「母とは何か」を考えたいすべての人へ

『八日目の蝉』は、
答えを与えてくれる映画ではありません。

ただ、
「あなたにとって、母とは何か」
「家族とは何か」
を、静かに問い続けてきます。

心が弱っているときほど、深く染み込んでくる作品です。
ぜひ、時間に余裕のある夜に、ひとりで、あるいは大切な人と一緒に観てみてください。

きっと、観る前と同じ気持ちでは、いられなくなるはずです。

八日目の蝉』の主題歌は中島美嘉さんの『Dear』

『Dear』を聞きたい方は、Amazon Music Unlimitedでどうぞ!

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